給湯器交換★絶対トクする豆知識

給湯器交換をはじめて検討する方が、失敗しない交換工事にするために、最低限抑えておくべきポイントや給湯器交換についてのアレコレを豆知識として分かりやすく解説しています。コレさえ知っておくことで給湯器を賢くお得に交換できます。

エコキュートの交換タイミングは?寿命・耐用年数について

エコキュート交換のタイミング

エコキュート交換のタイミングと寿命・耐用年数について

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エコキュートは2001年から販売開始され、2009年で全国200万台を突破、2011年8月に300万台、2016年3月に500万台、2020年6月末で700万台、2022年3月末で国内累計出荷台数が800万台を突破しました。

2023年6月現在、初期の頃に購入した方は今も同じ機種を使用しているケースもありますが、およそ200万台以上は既に新しい機種に交換されています。つまり、エコキュート一生物ではなく、使用できる期間に限りがある「寿命」を持っているということになります。今回は、エコキュートの交換タイミング、それに関わるエコキュートの寿命・耐用年数について解説します。

押さえておきたい寿命・耐用年数ポイント

出荷台数が右肩上がりのエコキュート、ここまで注目が集まっている理由として、最低限の電気消費量でお湯を沸かすことができること、従来の電気給湯器よりもランニングコストを大きく軽減できることが挙げられます。ただし、導入初期費用がやや高額なことで購入を悩まれている方もいます。そこでポイントになるのがコストパフォーマンス、略して「コスパ」です。エコキュートはどれくらいの年月を使い続けることができるのか、という点がポイントのひとつになります。

寿命(耐用年数)は最長で15年?

エコキュートの仕組みとして、空調エアコンの室外機に似たヒートポンプユニットと、お湯を溜めるタンクの貯湯ユニットの2つに分かれています。それぞれの機器によって、寿命(耐用年数)が異なり、ヒートポンプユニットの寿命が5年〜15年、貯湯ユニットの寿命が10年〜15年で、ヒートポンプユニットの方が耐用年数は短めになっています。

このことから、エコキュートの耐用年数は最長で15年と言えます。ですが、お湯を使う頻度や量といった使用環境やメンテナンス状況によっても異なってきますので、大切に使い続けたうえでの寿命となります。その使い方によっては早くて5年程度でも交換しなければいけない状況になり得まることから、以下で解説するエコキュート寿命を延ばすための対策ポイントをよくご確認ください。

また、エコキュートが従来のガス給湯器や電気温水器よりもトータルでお得なのかどうかを知るためには、耐用年数10年を目安として減価償却の計算をしてみましょう。そして、保証についてはメーカーによって少し異なりますが、貯湯タンクユニットが5年、ヒートポンプユニットが3年ほどで、約3万円で延長保証を10年まで延ばすことが可能です。また、10年以上使い続けると、メーカーによる部品製造が廃盤のため修理が不可となり、交換が必要となるケースもあります。これらのことから、エコキュートの寿命(耐用年数)の目安は「およそ10年」となります。

交換タイミングのサイン

経年劣化による故障の場合は、一ヶ所の修理で済むケースもあれば、故障箇所が段階的に複数箇所に分けて発生するケースもありますので、結果的に新機種へ交換した方が長い目で見て安く済みます。エコキュートを10年以上使用している方で、以下の項目のような異常を感じた場合、修理するよりも交換した方が良い「サイン」と言えます。

  • 頻繁にリモコンにエラーコードが表示される
  • お湯の出が悪くなる、または急に水になる
    (但し、1箇所の蛇口不具合の場合は水栓に問題がある可能性が高く、全ての蛇口不具合の場合はエコキュート自体の不具合と考えられます)
  • 水漏れが起こっている
    (但し、外気との温度差が原因で発生した結露の水滴が漏れているように見える場合は不具合ではありません)
  • お湯張りの機能がおかしい
    (水位設定の不具体も考えられるため要確認)
  • ヒートポンプユニットから異音がする
    (ヒートポンプユニットはもともと低周波音が出る構造で冬場は更に音量が大きくなりやすいので異常な音がしない限りは問題ありません)

www.ecocute-gunma.com

エコキュート寿命を延ばすための対策ポイント

耐用年数が5年と15年では、コスト面で3倍もの開きがあるということになりますから、なぜエコキュートの耐用年数にこんなにも大きな差があるのだろうと疑念を抱くかもしれません。ここからは、エコキュート寿命を延ばすために、どのような対策ができるかのポイントについてご紹介していきます。

定期的なメンテナンスが重要なポイント

メンテナンスを定期的に行うことによって、エコキュートの寿命を延ばすことができます。完全に放置したままの場合、目安の10年を経過せずに交換しなければならない状態に至る可能性が高まります。新品に買い替える際の交換費用はおよそ30〜50万円と高額です。できるだけ良い状態を維持して先延ばしにできるに越したことはないでしょう。

【メンテ/その①】貯湯ユニットのタンク内の排水

貯湯タンクは錆びにくい耐蝕性のステンレスで作られています。しかし、下部には水に含まれている塩素やミネラルが少しずつ貯まっていくため、年間2〜3回の水抜きは必要とお考えください。

【メンテ/その②】浴槽フィルターの清掃

水垢などによって目詰まりを起こしやすいため、最低でも月に一度はフィルター清掃を行いましょう。お風呂とエコキュートを繋いでいる配管については、自動洗浄機能が付いていたとしても半年に一度は配管用の洗剤を使って洗浄することをオススメします。

【メンテ/その③】逃し弁や漏電遮断機の点検

それぞれ正常作動かどうかの点検方法があります。製品の取り扱い説明書をよく確認して点検を実施してください。特に逃し弁は、焚き上げの際に膨張水を排出する役目がありますので、不具合がある場合はすぐに専門業者に相談するようにしましょう。

故障の原因を予防することが重要ポイント

エコキュートの寿命を延ばすため、故障の原因を予防することが重要です。故障の要因を知らずに使用したことで相場よりも早い段階で交換が必要になるケースがあります。まずはエコキュートが嫌うNG行為をしっかり把握してあげましょう。

【予防/その①】ヒートポンプユニットの周囲に物を置かない

ヒートポンプユニットの背面や側面には吸込口があり、正面には吹出口があります。ヒートポンプユニットは大気の熱を集めて、そこから熱を移動させるだけなく、不必要となった大気を排出しますので、その通風を妨害する物が近くにあると、性能が低下するだけでなく故障の原因にもなります。ヒートポンプユニットの周囲に物を置かないように注意することで、エコキュートの寿命を延ばすことができるのです。

【予防/その②】使用不可の入浴剤は使わない

エコキュートの中でもフルオートタイプや自動保温機能がついている製品は、バスタブのお湯が循環するので、硫黄や酸系の入浴剤は腐食性があるため使用不可になっています。どの入浴剤がNGなのかはメーカーによって異なりますので、事前に確認してから入浴剤を使用するようにしてください。固形物やトロミ成分のある入浴剤は禁止されていることが多く、フィルターが詰まる原因になるので注意が必要です。

【予防/その③】一般地仕様のエコキュートを寒冷地や塩害地で使わない

一般仕様のエコキュートは外気がマイナス10℃まで使用可能ですが、それ以上に寒くなる地域では故障の原因になりますので、寒冷地仕様の製品を購入するようにしてください。同じく塩害地でも一般仕様だと故障するリスクが高まりますから、塩害地仕様の製品を購入します。また井戸水、地下水、温泉水など水質が異なる場合も故障の原因になる場合がありますから、製品に適した環境なのかは事前に確認しておく必要があります。

【予防/その④】特殊なエリアである群馬県エコキュートを設置する重要ポイント

日本国内で一般地仕様か寒冷地仕様か、どちらを選ぶべきか迷う地域ナンバーワンは群馬県です。
群馬県は地域によって、寒冷地である新潟県・長野県・福島県に隣接し、準寒冷地の栃木県、ほぼ一般地の埼玉県にも隣接しています。
国土交通省「住宅の次世代省エネルギー基準と指針」に基づく)
どこのエリアに隣接しているかにも寄りますが、寒冷地仕様と一般地仕様においてエコキュートの交換費用を比べてみると約3万円ほどの値段しか差がありません。10年〜15年の長期間で利用することを前提とした交換ですから、将来的に、例えば今まで雪が降ったことがないエリアでも「観測史上初の大雪」なんてことが起こりうる可能性があるわけです。そんな時に寒冷地仕様ではなかったことで配管凍結で故障なんてことも有り得るでしょう。そうなれば10年〜15年を経たずに、また買い替えが必要になります。このリスクを踏まえると3万円程度は安い保険ではないかと提案できます。よって、そのような自然現象も念頭におけば、エコキュートを群馬で使用する方は、しっかりと予防原則に則って、基本は寒冷地仕様にしておくことが重要な安心材料になるのではないでしょうか。

ちなみに群馬県で寒冷地のエコキュートを格安で交換工事してくれ推奨サイトがこちらです。
www.ecocute-gunma.com

エコキュート交換のタイミングと寿命・耐用年数のまとめ

エコキュートは注意事項を守り、適時メンテナンスを行うことで、10年以上使い続けることができます。そうすればイニシャルコスト(初期費用)にかかった分を、ランニングコスト(維持費用)で充分にペイすることができ、エコキュートの費用対効果(コスパ)をより高くし、よりオトクな買い物にすることができます。買ったらそれで終わり、気にしない・放置ではなく、「気持ちよくお風呂に入れるのはエコキュートのおかげ」と思って、定期的な点検やメンテナンスをして大切に扱ってあげることが、エコキュート寿命の長生きにつながることでしょう。